声の仕事(それ以外)でも、ご自分で仕事をつかめる方の特徴。
今日は、声優さんやナレーターさんや、他のお仕事でもご自身がフロントに立ってお仕事を得ていくときに、「仕事が取れる」人と「そうでない人」(過去の経験をもとに)お伝えをしていきたいと思います。ちなみに少々辛辣なお話にはなりますが、私の生徒さんの場合、初めは「そういう考えに至れなかった」としても、「途中から、マインドが変換されて真逆の発想」になっていく方が多いので、ほぼ例外な前者の方(仕事が取れる人)が多いです。
そうでない場合、多分レッスン自体が長続きしないのと、入る前にうちに来ないです。(その理由をお伝えします)
うち=私個人、またはスクールを選ばない理由。
うちに来られる生徒さんは、まず明確な目標が定まっている方、もしくは強い医師で「絶対にここまでにはなりたい」と言う目標値が高い方が圧倒的に多いです。そのため、くまなくYOUTUBEなどを見てから来られます。YOUTUBEなどで私が発信する動画を「言葉通りでなく、真意の部分で理解で切る」はっきり言えば頭の良い方が多いのです。
YOUTUBEでは、レッスンに誘導する文言と言うより、お役に立つ内容を1分くらいでまとめているものが多いです。多分、YOUTUBEで全て完結しようという方にはかなり物足りない内容です。ただ、それを見て、「ああ!なるほど!自分にもできそうだし、やってみたい」とか「この人、大丈夫そう」と思ってくださる方だけが来ています。
そして、続けてお付き合いがある方は、何かしらお仕事なり、ご自分自身のスキルアップをして、次につながっている方が多いです。
では、テーマにある、うちを選ばない理由,うちを選ばない方、と言うのはどういう方で、どうしてなのか?という理由をお伝えしていきたいと思います。
それは、私自身が「何かを形に残すという事を前提で話を進めているので、そこまで別に具体的に考えているわけではない。むしろ、絞り込みたくない、広く学びたい」と思う方にとっては多分窮屈です。別に気楽に習いたい、と言うわけではないと思うのですが、完全に「個人」にフォーカスしていくので、逆にご本人がご自身に対して、「別にそこまででもないしな~」と言う思いがあると、実現に向かいづらいのです。あとは、圧倒的に「ナルシストになり切れない方」です。
これはどういうことかと言いますと、ここ最近気づいたのですが、「インプットをとにかくやろうとする学習の仕方をする方」の場合、実は目標としている所が高すぎて、本人の能力や、現状把握が出来ていないことが多いです。
実力がない部分を過大評価、実力がある部分を過小評価することにつながる。
インプットが圧倒的に多い方、と言うのはやみくもに「ながら見」していることはほとんどなく、明確な目標や、理想とする場所を明確に持っていて、その整合性を確かめながら、ご自身がいかにそこに近づけるかを研究されている方が圧倒的に多いです。一見すると素晴らしいことに思えるのですが、やりすぎるとご本人の現在地を見失います。
そうなると、実力がある部分が先に「過小評価されます」。出来ている部分よりも、出来ていない部分に目が行き過ぎるので、「上手下手」ではなく、「個性として良い部分として、もともと持っている物」に対する過小評価が起きます。そうなると、オーディションや候補出しをいざ行う、と言うタイミングが来た時に「うまいんだけど何かが足りない」「自分のキャラクター性に合わないものにエントリーしてしまう」など、見誤った行動をとりがちです。そして、そういった事を繰り返していくうちに、「自分にはこれが足りない、足りない部分はこれだ」「これさえできれば仕事につながるだろう」という意識に発展していくので、演技をするにしても「考えすぎる方向」に行きがちです。勿論事務所に所属をしている場合には、やみくもにエントリーは出来ないこともあると思いますが、マネージャーや上層部にアピールをする上でのアピール方法も、同じです。
実はもっと手前に答えがあるかもしれないのに。
であれば、やはりもっと早い段階で他人にはない自分の魅力をある程度見つけて置いて、そこを伸ばしていく、と言う作業がとても大切になります。昔から言われている「技術は後からついてくる」と言うのはそういう事なのかもしれません。声に魅力がある方は残りやすいので、ご自身の声の個性を早めに分析をして、「自分の声は、他人が聴いたときにこういう感想を抱きやすい」という様な分析はしておいた方が良いかもしれません。