排他的な「引き寄せの法則」をぶっ壊したい。
少々過激なテーマで始まってすみません。
実はここ最近、どうにも理解し難い出来事があり、改めて色々な事を考えてみようと思いました。
とある日、心理学と言うか、量子力学と心理学を掛け合わせたような配信を行っている、あるインフルエンサーの方?(実際には経営者の方)の講演に行きました。
私はボイストレーニングスクールを運営していますが、元は音楽屋さんで、20歳の時から音楽でお金を頂く生活をしてきました。私ははっきりとその道の「プロ」とその頃も今も、言えます。
講演など、人を集める時に大事なのは、いかにお客様に快適に過ごしてもらえるか?と言う環境の配慮だったり、事務のスムーズさだったり、色々な所に気を配らないとならない。と私も小さいながら講座をやってきて、とてもそのあたりは気にするようにしていました。今回の講座は正味2時間半くらいの講座で、間に休憩があるものの、私的には結構長いな…と思ったのです。
50人定員で、ぱっと見もう少しいたような気がします。ご案内には、開場時間と、開演時間が分かれてなく、ザックリとしか書かれていませんでした。でも、とりあえず申し込みを。クレジット決済をすると、レシート代わりに詳細が送られてきて、そこに書いてあった開場時間が14時15分。あれ?14時~って書いてあったけど?スタートより遅い開場時間の表記が心配になり、事務局さんに問い合わせ。すると、14時開場、15分開演という。
なるほど。通常我々の業界、音楽のコンサートや講演を行う場合には、最低30分のインターバルを設ける。15分のインターバルしかない、と言うのはよほどの事情と考える。(例えば、開場自体をその時間からしか借りておらず、入れない、だとか・もろもろです。私はさすがにそれでもギリギリは良くないと思い、14時5分ほどに会場に入った。14時ピッタリだと、外に並ぶようなことも想定して。。。
すると、中に入った時点で「遅れて来た常識のない人を見る目で私を見る人が沢山」。え?どういう事?と。頭が❔マークに。
座る席もほぼ無いし、探さないと座れなかったり、随分座りにくい席でないと座れなかったり。一番後ろに座ろうとしたら、「スタッフ席」とは書かれておらず、私物っぽい紙袋がどかんドカンと2枚並べてあり、「ああ、関係者何だろうな」とわかる雰囲気だけ醸し出していた。。。しかも、会場内、男女共同のトイレが1つしかない。どう見ても50人以上いそうな会場で長丁場でお手洗いが1つしかないって。。。いやいやいや。って思ってしまいます。そしてスタートするや否や、「すみません開始が遅れてしまいました」と主役が話し始めて、いかにも空気感的に「遅刻者がいたので遅らせた」と言う雰囲気を全身に出していた。私にとって遅刻は絶対にありえません。この仕事は遅刻で全てを失います。確認をした内容に間違いがあり、私は遅刻者になってしまいました。頭に来たので、休憩中に帰ってきました。
何故ならば、とても狭い空間で、しかも既に始まっているその空間で、自分のカバンからペンやメモ帳を出す勇気がなく、やる気もなく、もう散々だったからです。
私が途中で帰ったことにスタッフはぽかんとしていました。勿論フォローもありません。きっと彼らはこういうでしょう。
「相手を変えようと思っても変わらない。自分が変わらなければ」でも、これっていわゆるヒキヨセ界では解釈が違うんですよ。ひと昔前に流行りました、「お金のブロックを手放しましょう」と同じ理論です。お金のブロックを手放しましょう。どんどん借金をして、やりたいことをやって、我慢しない人生にしましょう。という物を久々に思い出しました。最近のヒキヨセの法則は「量子力学」と絡めてくるものが多いので、一見理論的で、今までの「それ」とは違って見えます。ですが、本質は全く変わっていません。
彼らから見れば、「私が勝手に自分たちの輪から出て行ったので、私たちには、必要のない関係性やタイミングだったのでしょう」と、こうなるわけです。ですが、防げるもの、最低限相手を思いやる姿勢、という物が無ければそんなものは成立しません。ちなみに、以前別のブログで少し触れましたが、一般的に、声優さんやナレーターさんを目指している方でも「きちんと仕事につながる人」と「そうでない人」の違いを書いたことがありますが、「自分のスキルアップや、お仕事につながる出会いなどが上手くいかない場合、自分のやり方ではなく、関わっている方法論などに原因があると考える人は難しい。」と書きました。例えば、「これはやりたくない。こういうやり方は好きじゃない。この先生は好きじゃない。この先生とは合わない」これは方法論ではなく、感情や、本心なので、揺るがないご自身です。ですが、「たまたまやり方が合わなかっただけだから、合うやり方にたどり着けば、絶対うまくいく。今はそのやり方に合っていないからだ」これでは、うまくいかないのです。
シンプルに、「やりたいか、やりたくないか、好きか、嫌いか」と言う世に言われている、この事こそ最も大事な感性だと思っています。ただし、自分の事だけではなく、その場所に、相手を思いやる何か、「この人は、これが好きかな?とか、こう言ったら喜ぶかな?」と言う余裕が乗っかれば、もっと上昇することは間違いないと思います。ただし、ピラミッドが、「自分」が一番下に来ることが勿論大事。その後に「人」。これが逆になっている人はなんだかんだこじらせています。
結局、自分の事が大事で自分の事が大好きな人は、相手の事も大事にします(勿論、本人に対して良い気持ちを向けてくれる相手限定です)今回私が怒った一番の理由は、私自身が「自分の勝手な解釈で、相手の方に不利益を被らせたり(自分が遅刻する事)するのがいたたまれないという気持ちを汲んでいただけなかったことです。そして、恐らく、誰一人として、疑問を感じず、14時から始まるなら、もっと前に行けばよいと、恐らくもっと早い時間に人を入れていたであろう。と言う恐ろしい状況。
しかし、本当にヒキヨセられなかった私は、帰宅して開いた資料も4枚中、2枚目が2枚もあり、表紙の無い資料を持って帰って来たのでした。これは招かれざる客、ではなく、スピリチュアル的に言うならば「歓迎とは逆の現象」となるでしょう。