声優養成所に通う生徒さんたちとの出会い

声優養成所に通う方で、ダブルレッスンで私のレッスンを受けていただいている方は何名かいらっしゃるのですが、
実の所、私のレッスンにたどり着いてくださる方は、YOUTUBEから飛び込みで見つけてくださる方以外は、相当探されてからたどり着いてくださいます。
探されている項目は、やはり滑舌が一番多いのですが、それ以外は発声、それから喉の病気、と言ったところです。
思うように声が出ないとか、あとは、「声がれ」を指摘されてこられる方まで色々です。
ちなみに、声嗄れは、指摘されている時点で正直な所を言いますと、やや取り掛かりが遅い状況になってしまいます。
私も今までの経験上、「あ、このノイズやばいな」と思う生徒さんに何人も会ってきました、
恐らく、ちゃんとしたボイスクリニックに行ったら、「フォーミングとか声帯結節予備軍」と言われてしまうレベルの方も平気で沢山います。
勿論、この時期ですと花粉症起因の方も少なくないので、明確な線引きは難しいです。
声帯結節が怪しい場合の私の判断基準は『乾性」か「湿性」かです。花粉症や風邪の場合には、痰の絡み方や、掠れ方にやや湿度感があります。
ちょっと頭も重そうだったり、早い話が、ちょっと水っぽい感じがするのです。
それに比べて、乾性の場合にはそういった水っぽい感じは皆無で、乾いた咳をする人の様に、カスカスしていて、異物感があります。
又、同じ言葉、同じ音域でいつもノイズが入る。と言うのも特徴の一つです。
つい最近、某芸人さんが食道がんで活動をお休みする、と言う報道があり、その病気が本当か否かと言う憶測が飛び交っています。
声を聞いたときに、何らかの疾患はあるな。とは思いました。
あれは、完全に風邪をひいて出なくなった声の類ではないです。食堂の病気、と言う可能性は十分考えられますが、そうでなければ、声帯ポリープを疑うような声の所見です。
声帯結節の場合、広範囲(前音域)にて声が出なくなる、という事はほぼなく、歌を歌う場合には高音域から嗄れてきます。
勿論、低音の方が元々出ないよ、と言う方もいるので、その限りではありませんが・・・。
さて、これからの時期ですが、声優養成所に通われている方もいよいよ、入所から3か月になりますから
その間に抜本的な滑舌等の不具合はつぶしておくのが良いと思います。
又、これからの時期冷房を入れて生活する方も増えるので、早めにエアコン掃除などをしておくことも大切です。うちもしなければ。。。ではまた!

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